遠視の弱矯正は永遠の課題

昔から視力が1.2~1.5あったよ~という方は「遠視」傾向であることが多いのですが、遠視の「視力」が良いという想い?が継続して50歳、60歳、70歳と年を重ねるにつれ、多かれ少なかれ、遠方の見え方もスッキリしないと遠視用メガネを使うことが定石となります。

ただ、裸眼で頑張っていた時期が長ければ長いほど、また、ゆるめの遠視メガネを長く引き伸ばしで使っている場合は、その裏では、普段からどこを見るにしても「調節」という負担を46時中使いっぱなしで見ることになってしまいます。

ところが当の本人は、「調節負担」とは感じることは少なく

  • 歳のせい...
  • 仕事し過ぎたかな...
  • ちょっと本やスマホ、見過ぎたかな...
  • 今日はどうしてか、疲れたな...

としか感じておられないケースが多い様です。

「調節負担」して見ているのに「調節負担」とは感じない状態...例えでいえば、自転車。のんびり行けばいいものを、いつも一生懸命こいでいる状態。それでいても、あまり負担に感じずこれが普通と感じている、イメージです。

何も急がなくても…もっと楽に乗ろう

こここに遠視レンズをあてがうと、本来は調節負担が軽減するはずですが、先ほどの例の自転車で言うと、「ペタルが重く感じるようになってきたので、アシスト付き自転車にすると、今度はへダルのこぎ方が以前の感覚と違って違和感を感じる…」みたいなイメージです。

「頑張り癖」がついてしまうと、その期間が長ければ長い程、負担になって困った状態でも遠視レンズ(アシスト)の見方に慣れず、違和感に感じる事が一番の問題です。

この問題に対しては、個々のお客様の感じ方もそれぞれなので、理想値からはかけ離れていても、わずかな一歩を前進しながら伴走させていただくという場合もあります。

見え方に馴染んで来たら、できれば早めに(遠視矯正の度合いの)レベルアップをされることを願っております。

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