遠近両用・快適度予測のつづき
◎・・・ | かなり快適 |
〇・・・ | まあまあま快適 |
▲・・・ | 限定シーンで快適 |
X・・・ | 期待するほど快適とは言えない |
▲判定の方が「遠近両用」1択でいった場合に「悩ましい選択」となるのはなぜなのか?
理由のひとつめに、「遠近両用」は一般的に、運転など5m以上(以遠)を重視して作られるところです。
万一、室内にいることが多い方は、屋内でも奥行きがかなりある講堂、講義室のような余程広い空間でない限り、4~8畳くらいの部屋にいることが多そうです。少なくとも、シニア世代のお客様・複数の方とのお話しでもそういう傾向がありました。
TVの画面(TV試聴距離)までの距離も伺うと、これはさらに2~3m。(5mという方は稀でした)
最近は、5m以遠を見ている時間は特定のお仕事や買い物、運転を除くと極端に少なくなっているようです。
5mにターゲットを合わせたメガネで、仮に4m、3m、2m、1mとみる場合には調節というピント合わせをしなければなりません。(柔軟性をお持ちの方は気づきにくいかもしれません)
遠方(無限遠)が調節ゼロ(0)としたら、どれくらいの調整量かというと、(ざっくり計算ですが…)
見たい距離 | 調節量(頑張る分量) | 室内で集中して 見ているモノ(例) |
4m | 0.25D | |
3m | 0.33D | 食卓でのTV |
2.5m | 0.40D | |
2m | 0.50D | 茶の間TV |
1m | 1.00D |
調節負担量は右側の数字だけ見るだけで、距離が近づくにつれ、増加していくのが分かります。
つまり、室内を遠近両用を使ったままで生活していると「疲れを感じたり」「目に負荷や異状」を感じやすくなります。調節負担、ストレスも加えながら、頑張って見ることになるので、現に、眼科に通わざるを得ない事も併発された事もよく耳にします。
このことから室内生活がメインの方は、「遠近両用」ではない何かが、必要となる事に気づかれるでしょう。しかも、それは、別のモノ、「中近」というジャンルのレンズです。
次回に続く...
*営業案内
水・木曜日で定休日です
*営業時間
営業時間は10:00~18:00。
*ご来店前にお電話を
●ご予約電話 0744-42-7105
*営業案内
水・木曜日で定休日です